ジョージアという国について。移住したら幸せになれる?
1.はじめに
Good morning!!! こんにちは! 好奇心が旺盛なKazuです :-)
今回は、フリーランスや旅人に最近熱い注目を浴びている国ジョージアについて書いていきます。
2.ジョージアについて
ジョージアという国は、ロシアやトルコと接している国で、東ヨーロッパに位置しています。首都はトビリシです。
面積は7.0万km2(北海道より少し小さい)で人口は2018年時点で約373万人となっています。
民族は、
・アゼルバイジャン人 6.5%
・アルメニア人 5.7%
・ロシア人 1.5%
・オセット人
・クルド人
で構成されています。
宗教は、
・アルメニア教会 3.9%
・カトリック教会 0.8%
・イスラーム 9.9%
に分かれています。ほとんどがキリスト教ですね。
言語は、公用語はカルトヴェリ語族のグルジア語(71%)で、その次にロシア語(9%)、アルメニア語(7%)、アゼルバイジャン語(6%)となっています。その他、アブハズ語、オセット語、グルジン語なども使われています。また、統計上では同じカルトヴェリ語族としてグルジア語話者に含まれることも多いスヴァン語、メグレル語、ラズ語も使われています。
多くの言語が使われている多民族国家になっています。
日本では2015年4月まではグルジアという名前を使用していました。
ジョージアは、かつてソビエト連邦の構成国でしたが、1991年に独立しました。また、中央部のゴリという所は、旧ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンの出身地です。しかし、ロシア帝国とその後に成立したソビエト連邦の支配が長く続いたことで、独立後はロシアとは対立姿勢をとっています。
日本とは1992年に国交を樹立しています。
3.ジョージアの治安
ジョージアの治安は、フリーランスや旅人からの情報によると悪くはないという情報が入ってきています。ただ、日本を基準にしてしまうと現地に行ったときに痛い目にあう可能性があります。
気を付けなければいけない事柄をまとめておきます。
・ひったくり
すれ違いざまに財布などを盗もうとする事件が度々起きているとのことです。
・ぼったくりバー
観光客に友達になろうと話し掛け、その後仲間の店に誘導し、多額の請求をするというぼったくりがあるとのこと。
・自動車マナー
ジョージア人の自動車の運転は、日本に比べて格段に荒いとのことです。トビリシの街は横断歩道が少なく、地下道が多く設置されていることから道路横断時は可能であれば地下道を利用したほうが良い、横断歩道で信号が青でも必ず左右を確認しながら渡る、停車している車の陰から猛スピードで別の車がすり抜けてくることがある、歩道を歩いていても横道からいきなり車が出てくることもあるそうです。
・道路の舗装状態
修繕されずに凸凹が残っている道がたまにある。夜間歩くときは注意が必要。
・野良犬、野良猫
トビリシの街では野良犬、野良猫を良く見掛ける。野良犬の耳にプラスティックのタグが付いていれば狂犬病の措置がされているが、このタグが付いていない野良犬には安易に近づかない。また野良猫についても飼い猫用の手入れがされていないため、仔猫であっても想像以上に爪や牙が鋭い場合があり、危険。
・撮影料目的の客引き
旧市街のロープウェイ駅周辺において、一緒に撮影をしようと声を掛けて来る者達がいる。肩に猿や鷹を乗せていたり、民族衣装を着ていたりすることが多い。撮影料を取られるので注意が必要。
4.ジョージアの魅力
・物価
物価は東南アジア並であり、安価で野菜や果物が買えるということです。
例:トマト:1kg 1.5〜3ラリ=約51〜103円
ナス:1kg 4ラリ=約137円
りんご:1kg 2.5ラリ=約86円
みかん:1kg 1.5〜2ラリ=約51〜69円
※1ラリ34.26円で計算(2020/8/20時点)。
外食も安価だということです。
ジョージアではショーケースに並んだ惣菜から好きなものを量り売りで購入し、店内で食べる形式のレストランがポピュラーで、これらの店舗を利用した場合、一人当たり5〜10ラリ=約171〜343円でお腹いっぱい食べることができます。
サーバーがいるようなきちんとしたジョージア料理レストランでも、大人2人でサラダ・スープ・メイン料理にデザートまで食べて、1人あたり20〜30ラリ=約685〜1,028円で楽しめる。ローカルマーケットにある小さな食堂のようなところでは、3ラリ=約103円でランチを食べることもできる。
交通費に関しては、首都トビリシに地下鉄がある他に、市内全域をバスが走っている。地下鉄とバスは、どこまで乗っても0.5ラリ=約17円。専用のICカードを利用すれば、1.5h以内の乗り換えは無料。また、マルシュルートカと呼ばれる大型の乗合タクシーもある。路線によって0.5〜0.8ラリ=約17〜27円。路線上であれば好きな場所で止めて乗り降りできる。個人タクシーは基本的に交渉制だが、市内の移動であれば、大体1kmあたり1〜1.5ラリ=約34〜51円。長距離移動の場合、150km程度の移動を往復150ラリ=約5,140円で利用できる。
・食べ物
今回はジョージア料理のハチャプリ、ヒンカリ、ハルチョについてご紹介します。
ハチャプリ
ジョージア料理で代表的な食べ物の一つ。ハチャはグルジア語でチーズ、プリはパンを意味している。チーズパンのことですね。定番はイメルリ・ハチャプリ。アツアツの状態のときにバターを乗せて食べる。
ヒンカリ
ジョージアの代表する郷土料理で皮の厚い小籠包のような食べ物。中の具はひき肉に玉ねぎ、チリパウダー、たっぷりの香辛料を混ぜたもの。ヒンカリの中には肉汁がたっぷり入っているので、皮に少し穴をあけたら肉汁をチューチュー吸ってから食べる。
ハルチョ
香辛料の効いたスパイシーな牛肉スープ。牛肉をトマト、ニンニク、玉ねぎ、米、ドライフルーツ、チリパウダー、フェネグリークなどと一緒に入れて煮込む。
・世界遺産
ムツヘタ歴史建造物群(1994年)、バグラティ大聖堂とゲラティ修道院(1994年)、上スヴァネティ(1996年)の建物が世界遺産に登録されています。
ムツヘタ歴史建造物群
古代の東ジョージアにあったイベリア王国の首都として栄え、今では町全体が世界遺産になっています。ジュヴァリ修道院が高い山地に位置し、ジョージアの旧首都であるムツヘタを上から見渡す。ムツヘタはジョージア人の信仰の中心地になっている。
バグラティ大聖堂とゲラティ修道院
バグラティ大聖堂(11世紀)はクタイシのウキメリオニ丘にある。大聖堂が建設されたのはジョージア王バグラット Ⅲ世が支配していた時代で、北壁に残る碑文から床石が横たえられたのは西暦1003年であることが分かっている。1692年にオスマン帝国の砲撃により、丸屋根や天井が崩落し、現在の姿になった。
ゲラティ修道院はジョージアで最も重要な建築の1つ。ジョージアで最も偉大な国王のダヴィッドⅣ世によって1106年に創立された。知的・文化的な中心地としての機能を持ち、アカデミーがあるこの修道院はジョージアを代表する科学者、神学者、哲学者たちを擁した。大聖堂には、素晴らしいモザイク画や壁画がたくさん保存されている。ダヴィッドⅣ世が葬られている。
上スヴァネティ
スヴァネティはジョージア北西部に位置する歴史的な地域名。ジョージア人に含まれる先住民族であるスヴァン人たちが暮らしている。歴史的に上スヴァネティと下スヴァネティに分かれている。中央コーカサス山脈の南斜面に位置し、3,000〜5,000m級の山々に囲まれ、ヨーロッパで最も高い場所にある居住地域。
5.ジョージアのビザ情報
日本国籍を持っていれば、ビザなしで1年間滞在することができます。
ただし、1年以上滞在する場合はビザの取得が必要になります。
6.ジョージアの賃貸物件
ジョージアの賃貸物件は日本と同様に安い物件から高い物件まで様々あります。
単身者であれば、一か月500ラリ=約17000円から借りることができる物件があります。
7.まとめ
ジョージアは魅力あふれる国ということがわかりましたね!
ビザなしで1年間滞在できるので、ジョージアの良さを肌で感じながら
試しに暮らしてみるのを良いかもしれませんね!